私は自作PCを組むんですけどね、視聴者さん。
こんま……あの大人気ゲームの権利を多数抱えるKONAMIからゲーミングPCが来たよ!
ってことで、自作PC歴5年の私が現状公開されている情報を頼りに好き放題ジャッジしていきます。
デザインをチェック
公式曰く、「スタイリッシュなデザインとハイクオリティなデザイン性能」とのこと。
デザインとデザイン性能で、デザインがカブってしまった……(孤独のグルメ)
冗談はさておき、外観は私の好みです。
私は金属感のあるPCが好きなのでエントリーの黒塗りよりは、ミドルレンジ以降のケースが好みです。
ケース単体販売でも2万円は出しますよ、私。
前面が穴だらけなので、ファンの設置枚数が盛れます。
エンガジェットさんの記事に寸法が載っていました。
ざっくり勘定で150mmファンを3つ搭載ってとこですかね。
後は、吸気口周りに掃除しやすいような工夫があれば完璧ですね。
ファン周りのホコリは定期的に掃除してあげないといけませんし。
最上位モデルでは、側面が透明になっていますが……さすがに強化ガラスですよね?
アピールが薄くて不安ですが……。
透明な部分がアクリルだったら、一度考えた方がいいです。
アクリルはキズがつきやすい上に、ライティング時にキズが目立ちます。
私は気にするタイプなので、透明部分がアクリルだったら買いません。
エントリーモデルROM512GB問題
多いように聞こえますが、ROM 512GBは、大型ゲーム10本程度と認識してください。
「気分でいろんなゲームをしたいし、友達と遊ぶゲームも数本準備しておきたい」というミーハーなキミ!
このPCはやめておきなさい。
これには色々な要因がありまして、
性質上、512GBを全て使える訳ではありません。
今回は簡単に説明しますね。
必須ソフトを入れる分
まず、windowsシステムの容量と、SteamやOrignみたいなゲームをする以上は必須のソフトを入れる容量が必要です。
仮に合わせて50GBとしましょう
(多めに取っています)
オーバープロビジョニング
次に、SSDは余裕を持たせておかないと性能が下がります。
オーバープロビジョニングという名前を持っていますが、容量の8%ぐらいはソフト側で使用禁止にされているという理解で構いません。
512GBと500GBの商品は、これを考慮しているか否かの差です。元の最大容量は同じです。
キリがいいから500GBであって、実際に使ってみると表示上は489GBだったりします。
OSのための空き容量
あと、容量に余裕を持たせておかないとWindowsが「空き容量少ないんだけど……開けてくれない?」って言ってきます。
アップデートやら、一時ファイルの保存場所なんかを入れる余裕を欲しています。
太っ腹に10GBぐらいくれてやれば、満足してくれます。
ゲーム以外のデータ保存容量
pixivでめっちゃ好みの画像を見つけたときにサッと保存する容量です。
20GBぐらいあれば、整理をサボりがちな人でも溢れることはないと思います。
Googleフォトに送れば、大きすぎる写真は圧縮されますが容量無制限です。
月に1回ぐらいバックアップ済みのフォトを消していれば、まず溢れることはないと思います。
ゲームって容量食うんですよ
さて、あれこれ考えてきて、完全にフリーなのは300GBぐらいになりました。
まだハイエンドスマホよりは容量が残っています……がPCゲームってアホみたいに容量を食うんですよ。
これは、実際のゲームの容量を並べた方が早いですね。
アップデートで容量は増えていきますので、執筆時の推奨容量です。
公式サイトやSteamの表記を引っ張ってきています。
LoL:16GB
Fortnite:20GB
Apex:22GB
DbD:25GB
fallout4:30GB
PUBG:30GB
MHW:48GB
pso2 :60GB
GTA 5:72GB
FFXV 4K:155GB
全てDLCは別です。
有名どころを並べるとFPS・TPSが多くなってしまいますね。
思ったよりLoLが軽くて驚きました。
そして、サービス6年目ですから仕方ないですが、pso2の推奨容量が大きいですね……。
おおよそ20GB〜30GB辺りが多い……ですかね。
eスポーツを語るとなれば、どれも大容量。
ただし、個人製作やノベルゲームだと10GB未満のゲームが多いのも事実なので、一概に言えません。
オンラインゲーム複数、となると話は別ですが、
どんぶり勘定で、冒頭では「ゲーム10本程度」としています。
ハイエンド以上は水冷
これは購入理由になるかもしれませんね……。
水冷って個人で組むのが難しい印象があるので……。
私の体感上、空冷で冷却は間に合ってます。
水冷はキットが高い上に、設置をミスったら大事になることが目に見えているので組む気になりません……。
KONAMIとしても水冷は初挑戦のハズなので、
どんな仕上がりになるか、個人的に注目ポイントですね。
水冷は構造が複雑になるので、CPUの換装は困難になりますが……搭載CPUがハイエンドなので気にしなくて大丈夫でしょう。
(元々インテルCPUはマザボごと変えないといけないケースが多いですし)
ただ、冷却は空冷でも十分論も強く、
これが魅力になるかは別ですね。
Windows HOMEの選択はGOOD
これ、詳しくないと「PRO の方がいいでしょ?ケチらないでよー」って思うかもしれませんが、
PRO で追加される機能は会社向けで一般人はまず使わないものがほとんど。
PCの遠隔操作とか、複数台の設定を全て変えられたりとか……。
せいぜい、ドライブの暗号化は使えるかもしれませんが、そのためにわざわざPRO を買うのは価格を考えると違いますね。
ここは、無駄に高いもので数字を盛って……
というゲーミングデバイス特有の悪い習慣に反抗するいい考えです。
KONAMIが作ったPCは魅力にならない
ただ、これだけは釘を刺しておきます。
KONAMI謹製でゲームの起動保証が……という考えの方もいるかもしれませんが、
intel cpu に geforce gpu で動かないゲームなんて作るワケないですよ。
この組み合わせは市場の中心。
このコンビに最適化しないわけがない。
結論:無駄を削ぎ落とした、継ぎ足し運用を視野に入れたPC
「ギッタギタに悪口言ってやろう……!」
っていう邪な思いで書き始めましたが……。
ハッキリいいます。
すごく良いですよ。
自作PCに強い友人がいるならば、保証が切れたら5万ぐらい出して「グラボをそこそこ良いやつに変えてくれ」って言えば、まだまだ使えます。
毎年新モデルを作るって感じには見えないですね、変えられる部分がなさすぎる。
自作PCも、この構築パクってくれと思えるぐらいの絶妙な構築です。
無駄にスペックを盛って金をせびり取るのもアリなのに、無駄になる性能を盛らず、でも必要な部分にはしっかりとお金を注入……。
定期的に作り変えながら長く使える筐体です。
スタンダートクラスは保証が切れてからが本番?
わたしが買うならスタンダードですね。
構築に無駄がなく、欲しいスペックを満たしています。
個人的には、CPUの性能は十分ですので、保証が切れたら蓋開けて、メモリ増設&グラボ換装……が1番だと思います。
継ぎ足しで5年は使えると思います。
ハイクラス以上はストリーマー向きかも
何度でも言いますが、HDDをゲーミングのサブストレージにするのは個人的には微妙です。
プレイ動画の記録……には、書き込み速度が足りない気がしますが、どうなのでしょう?
RAM 16GBなので、ゲーム実況でアレコレも余裕でできます。
1TBあれば、数時間の動画ぐらい余裕で収まるので、
ライブ配信のアーカイブをダウンロードして切り抜き動画の自作も余裕でしょう。
余談:未発表の気になる部分
ちょくちょく小出ししましたが、もう一度まとめます。
価格
私は完成済みPCの価格に詳しくないですが……。
エントリーモデル1年保証なら、13万前後なら妥当かと。
サイドクリアパネル
何度でも言います、アクリルなら購入非推奨。
カバンの金具なんかで引っ掻いてキズがついたら発狂モノですよ。
さすがに最上位モデルなので厚めの強化ガラス……とは思いますが。
メンテナンス性
ホコリ用のフィルターが簡単に取り外し可能か。
取り外し不可なら考えます。
保証期間
延長できるかどうか。
多分ムリ……だとは思いますけど。
ハイクラスなら3年保証ぐらいまで延長できれば安心して使えますし。